2025年7月、上海のメルセデス・ベンツ・アリーナで開催された黄霄雲（ホアン・シャオユン）のライブ。私はこの日、日本から彼女のライブを観るために上海へ向かいました。
言葉の壁、文化の違い、色々な事を超えて──
現地で出会った中国のファン（中国魔星※）との交流は、まさに“推し”がつないでくれた小さな奇跡でした。
※魔星＝黄霄雲のファンの事
・SNSで始まった交流
ライブ前日、SNS（小紅書/RED）で「初めまして、日本人ですか？」と一通のメッセージが届きました。
相手は高校生の中国人ファン。
彼は日本語を勉強しており、日本のファンと交流してみたいとのこと。私も中国語を学習中という共通点があり、すぐにやりとりが始まりました。
・「白い恋人」が好きと聞いて
チャットの中で「日本のお菓子で好きなものはありますか？」と聞いたところ、
彼は「白い恋人です！中国でとても有名ですよ！」と答えてくれました。
そのやりとりがきっかけで、私は日本を発つ前に白い恋人を購入し、ライブ当日に持参することに決めました。
・緊張の対面、そして贈り物
当日はお互いにドキドキしながらの対面。
ライブ会場近くのイベント会場周辺の地図を送ってくれたり、合流地点を丁寧に教えてくれたりと、とても親切にしてくれました。
そして、私は無事に彼に「白い恋人」を手渡すことができました。
しかし──物語はそれだけでは終わりませんでした。
・想像以上のお返しに驚いた
翌日、彼から「昨日は白い恋人を本当にありがとうございました。
お返しを渡しそびれてしまったので、ホテルに届けたいのですがいいですか？」との連絡が。
なんと彼は、自宅に戻った後、私のために黄霄雲のグッズ一式を準備してくれていたのです。
実際にホテルまで届けてくれたのは──
- 黄霄雲の横断幕・応援ボード
- ファンメイドのステッカーやしおり
- 限定フォトカードや缶バッジ
など、すべてファンが心を込めて制作した非売品ばかり。
「日本人なので“物を受け取る”ことに戸惑うかもしれないけど、これは心からの気持ちです」とのメッセージに、相手の思いやりと異文化への理解の深さを感じて、心から感動しました。
おそらく彼にとって大切にしていたであろうグッズを託してくれたことに、胸が熱くなりました。思いのこもった贈り物を受け取れて、本当に感無量です。
・音楽に国境はない
今回の交流で感じたのは、やはり「音楽に国境はない」ということ。
推しを想う気持ちに言葉はいらないし、ちょっとした行動が深い感動を生むのだということ。
私にとって「白い恋人」は、ただのお菓子ではなく、文化を越えた友情の象徴となりました。
・最後に
中国の魔星（ファン）たちの温かさ、推しの力、そして音楽の持つ魔法を、心から実感した出来事でした。
🎫 そしてなんと、次の寧波（ニンボー）公演のチケットも無事にゲット！
この素敵な出会いを胸に、また中国で黄霄雲を応援しに行ってきます。
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